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「税の日本史」
(諸富徹・祥伝社新書)
「税の日本史(諸富徹・祥伝社新書)」
https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=9784396117221

本書は、「政府税制調査会」特別委員などを歴任した財政学の諸富徹さん(京都大学大学院経済学研究科教授)が、古代から戦後に至るまで、税に関する歴史を解説された新書です。
比較的平易な文章が展開されていて、税にまつわる面白いエピソードが満載で、財政学に関する知識がなくても、読み進めることができます。

また、通貨の発行や改鋳が、税外収入として、過去何度も「打ち出の小槌」のように用いられてきたことにも触れられています(708年に和同開珎が発行されて平城京の造成資金とされたこと、1695年に勘定奉行荻原重秀が幕府財政を救おうとしたこと等々)。もっとも、これらの施策には継続性がないことが指摘されていて、現代の積極財政論(MMT)との関連を感じずにはいられませんでした。

それから、大正時代以降、戦費調達のため、清涼飲料税、営業収益税、登録税、相続税などの新税も創設されるなど増税が続きました。他方で、農村部の支持を得た軍部の圧力を受け、所得税率を変更して低所得者層の負担を軽減していくなど、それまで実現できなかった「所得の再分配」が進められたことが皮肉であるなどと指摘されています。

産業構造の変化に対応して、税を徴収していくことが、国家の存続にとって非常に大事であること、しかしながら、それは大変に難しく、歴史上の偉人たちがどのような苦労をしてきたのか、古代から現代までを通じて、概観することができます。

(目次)
第一章 古代――わが国の租税の始まりと律令制
第二章 中世――鎌倉・室町幕府の経済成長への対処
第三章 近世――豊臣政権下の大変化、江戸幕府の経済政策
第四章 近代――租税国家としての明治政府の革新性
第五章 戦前――格差社会、戦争による現代税制への移行
第六章 戦後――今も古びないシャウプ勧告
特別対談 日本人と税(磯田道史×諸富 徹)
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